皆さんこんにちは、川島です。
コロナ禍もあり、リモートワークが増えておりますが、
自宅で快適に業務ができるよう、家庭内インフラも整備している方が増えています。
そんな中、『Wi-Fi6対応ルーター』を設置される方がちらほらといます。
そこで、そもそもWi-Fi6とは何か、メリット・デメリットについてを書きたいと思います。
●Wi-Fi6とは?
第6世代規格で、『Wi-Fi6』や『IEEE 802.11ax』と呼ばれています。
世代 | 規格名 | 最大通信速度 | 周波数 |
第6世代(Wi-Fi6) | IEEE 802.11ax | 9.6Gbps | 2.4GHz帯/5.0GHz帯 |
第5世代(Wi-Fi5) | IEEE 802.11ac | 6.9Gbps | 5.0GHz帯 |
第4世代(Wi-Fi4) | IEEE 802.11n | 600Mbps | 2.4GHz帯/5.0GHz帯 |
第3世代 | IEEE 802.11g | 54Mbps | 2.4GHz帯 |
第2世代 | IEEE 802.11a | 54Mbps | 5.0GHz帯 |
IEEE 802.11b | 11Mbps | 2.4GHz帯 | |
第1世代 | IEEE 802.11 | 2Mbps | 2.4GHz帯 |
●メリット
【速い】
最大通信速度が9.6Gbpsとなり、ひとつ前の第5世代『IEEE 802.11ac』では
最大通信速度が6.9Gbpsということで、約1.4倍高速になっています。
データ送受信にかかる時間が大幅に短縮することができます。
【2.4Ghz・5.0GHz対応】
2.4GHzと5.0GHzともに利用できるということで、電波状況に応じた
使い分けができます。
【同時接続に強い】
直交周波数分割多元接続(OFDMA)と呼ばれる技術により、同時接続を可能にしています。
複数の機器が繋がっていても快適にWi-Fiを使用することができます。
【消費電力を抑えられる】
TWT(Target Wake Time)という技術が使われており、通信がない場合にはスリープ状態に
移行し、消費電力を抑えることができます。
●デメリット
【Wi-Fi6対応機器でないと、性能を発揮できない】
ルーターだけをWi-Fi6にしても、接続機器側が対応していない場合は性能を
発揮することができません。接続自体は下位互換のためできます。
ここがポイントで、勇み足で導入しても性能が発揮できなければ意味がありません。
また『機器の価格も高く』、『種類も少ない』のが現状です。
今後、Wi-Fi6対応機器は増えていきますが、対応しているかどうかを確認したうえで
導入される方がよいと思います。
それでは、この辺で失礼します。