偽のメールにご注意

こんにちは。河辺です。
本題に入る前に、ちょっと昔話を。

 

インターネットがPCと共に世に普及して十数年経ちました。
私がまだ20代の頃、当時はアナログ電話回線+56kモデムで
テレホーダイ」にてネットを楽しんでおりました。

 

※テレホーダイとは
1995年よりNTTが提供する、23時~翌8時までの間の通話料金が
一定となるサービス。
『懐かしい』と思う方。実はこのサービスまだ終了してないんですよ!

 

当時からインターネットを利用したコミュニケーション、
主にネットワークゲームですが、これに大ハマりしまして・・・。

 

23時からテレホーダイの時間なのですが、この時間から非常に繋がりにくく
なるため、30分程前から接続してました。
(当然通話料がかかりますが・・・)

 

後にデジタル回線+ISDNになり、ADSLが出てアナログ回線に戻し、
光回線が一般的になり・・・
PCの進化スピードも速いですが、回線もそれに伴い高速に進化してきました。

 

あ、携帯電話もすごく進化しましたね。
電話を含むIT環境は、たった10年で驚くほどの進化を遂げました。

 

ライフスタイルも当然の事ながら変わります。

 

インターネット初期の頃は
「カード情報を入力して買い物なんてとんでもない!危険!」
なんて思ってましたが、今や
「店舗で物を見て、amazon楽天でポチる」って普通の光景です。
便利ですもんね、これはしょうがないかと。
インターネットバンキングもとても便利ですよね。

 

で、件名の話になりますが。

 

最近、というより数年前からですが、銀行からのお知らせという体の
詐欺(フィッシング)メールが多くなりました。

 

※フィッシング詐欺
有名企業や会員制ウェブサイトを装ったメールに偽のURLリンクを貼り、

 クレジットカード情報、個人情報、IDパスワード等を盗む手口。
 綴りは『Fishing(釣り)』ではなく『Phishing』です。
 偽装の手法が洗練されている(sophisticated)ことから「phishing」と綴るようになった

 

とする説があるようですが、そんな格好いいものでは無いような気が。

 

大体のメールは変な日本語なのですぐ分かるのですが、最近のものは
日本語もしっかりとしたビジネス文書になっていたり、URL偽装も上手く
飛んだ先のHPも本物とそっくりな作りになっていたり・・・。

↓ は三菱東京UFJ銀行を騙った偽メールのサンプルです。
見た事ある人も多いのではないでしょうか。
      三菱東京UFJ銀行がHPに掲載した詐欺メールの例
上記サンプルでは送信元、URLともに変なアドレスになっており分かりやすいですが、

 

中にはIT関係者にすら『これは本物のメールなのでは?』と思わせる内容のものもあり、
あまり詳しくない方であればコロッと騙されてしまうのも仕方ないかもしれません。

見分け方はいくつかあります。
送り元のメールアドレス、URLリンクのアドレスの表記がおかしくないか、
電子証明書が添付されていて鍵マークの表示があるかどうか、
等々ありますが、敵もさる者、本物に見せるようあの手この手で簡単には見破れない

ようにしてきます。

 

はっきりいってこれはキリが無いです。
ですので、一番効果的な、この事だけ覚えておいてください。

「メールでパスワード等個人情報入力ページに誘導する事は無い」

銀行だけでなく、会員登録制サイト等の「個人情報」「お金」が絡むもの全てのサイトに言えます。

 

もし『アカウントが凍結されちゃう?』と不安に思うのであれば、
ちゃんとそのHPに行き(メールのURLから飛んじゃダメですよ!
公式にお願いしているものなのかを確認してください。
大抵は「偽メールにご注意ください」というお知らせが出てます。

 

まぁ、中には本当にパスワード変更しないと使えなくなりますよ、
というものがあったりしますが・・・。

 

IT環境の進化に伴い、詐欺の手口も進化しています。
皆様、くれぐれもご注意ください。

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