こんにちは、佐々木です。
私が担当しているお客様がちょうどファイルサーバーのリプレイス中であり
今回はどのようにデータ移行しているか備忘録として残したいと思います。
まずWindowsでの代表的なコピーコマンドのおさらいになります。
代表的なコマンドは下記の3つになります。
①copyコマンド・・・ファイルのコピー
②xcopyコマンド・・・ファイル、フォルダーをツリー状態のままコピー
③robocopyコマンド・・・フォルダ間をミラーコピー
①copyコマンドは論外になりますので、②xcopy、③robocopyのどちらかを使う事になります。
私が選択したのは③robocopyです。
データ移行するだけであれば②xcopyでも問題ないですが、それはあくまでも正常にコピー
できた前提のお話になります。
実際には何かしらエラーが発生して途中で止まったりする可能性もゼロではありません。
その為、オプションでログ出力が可能であり、かつミラーで仮に途中で止まったとしても
1からコピーをし直す必要がなく、それまでのコピーが無駄にならないrobocoyを選択しました。
robocopyの基本的な使い方は下記になります。詳細はコマンドプロンプトに
“robocoy /?”と入力する事でヘルプを確認できます。
基本的な使い方は下記です。
robocopy コピー元 コピー先 <オプション>
オプションは様々なものが用意されているので用途に併せて選択するようにしてください。
1点だけ使用する際の注意点としては、オプション</L>を必ずつけてから1度コマンドを検証
するようにしてください。
</L>オプションを付けることで実際にコピーをすることなく、結果だけが確認できるといった
テストを実施できます。
逆につけないとコマンドの内容が誤っていた場合、とんでもない事になる可能性が・・・
例えばコピー先の指定を誤った場合、指定先のファイルがすべて消えてしまったりします。
また、実際に色々オプションを付けた場合、環境によって正常に動作しないこともあったりするので
その際にも</L>オプションをつけてオプションを調整してみてください。
非常に便利なコマンドではありますが、使い方を誤るととんでもない事になる可能性だけ
ご留意下さい。
本日はこのへんで失礼いたします。
佐々木