皆様、Chromebookという製品はご存知でしょうか。
最近はテレビCMも放映されており名前だけは聞いたことあるという方も多いと思います。
Chromebookとは、Googleが開発した“ChromeOS”を搭載したノートPCのこと。
一般的なWindows搭載PCと違い低スペックでも軽快に動作するほか
ChromeアプリやAndroidのアプリも起動することができます。
ただ、Windows搭載PCとは使い勝手が違う上、お値段も正直安くないためか
気になるけどまだ手は出せていないという声もよく聞きます。
そこで今回は、ChromeOSの雰囲気を体験できる
「CloudReady」というChromium OSベースのOSをお手持ちのPCで起動させることで
手軽にChromebook化させる方法をご紹介します!!
・事前準備
用意するのは、ChromeOSを起動させるPCと容量が8GBか16GBのUSBメモリだけです。
なお、起動させるだけであればWindowsの環境が消えることは無いので
今お使いのパソコンで気軽に試すことができます。
ChromeOSのために新たなPCを用意する必要はありません。
2つのものが準備できたら
まず以下のサイトにアクセスし、ページ中程にある
DOWNLOAD USB MAKER をクリックします。
https://www.neverware.com/freedownload
「cloudready-usb-maker.exe」がダウンロードされますので
ダブルクリックで実行すると以下のような画面が起動します。
用意したUSBメモリはこの段階でPCへ挿入しておきましょう。
ここからは表示に沿って画面を進めていくだけです。
Nextをクリック。
64-bit(recommended)を選択し、Nextをクリック。
現在挿入されているUSBメモリが表示されるので、CloudReadyをインストールするUSBメモリを選択し、Nextをクリック。
※ここで選択したUSBメモリはフォーマットされるので、ご注意ください。
あとは、自動的にイメージファイルのダウンロードとUSBメモリへの書き込みが行われます。
20分ほど必要になるので気長に待ちましょう。
進捗バーが100%になれば完了です。
Finishをクリックし、USBメモリを抜きましょう。
・実際に起動させてみる
上記で作成したUSBメモリをCloudReadyを起動させたいPCに差し込みます。
PC起動時にUSBメモリからブートする必要があるのですが
その方法はPCのメーカーによって異なるため「PCモデル名 USBブート」などの検索ワードで調べて見てください。
私が使用したHP製ノートPCですと、PCの電源ボタンを押してから「F9」を連打すると
ブートディスク選択画面になるため、そこからUSBメモリを選択します。
USBメモリからのブートに成功すると、初期セットアップが始まります。
まず、日本語表示にさせたいので画面左下の地球儀マークをクリックしましょう。
言語とキーボード設定が開くので言語・キーボード共に「日本語」を選択しOKをクリックします。
先程と同じ画面に戻りますが、表示が日本語化されていますね。
右下の続行をクリックします。
WiFi搭載機種の場合には、接続先の設定が表示されます。
ご自身のWiFiのSSIDを選択し接続設定を行いましょう。
品質向上のための匿名データ提供に関する確認が表示されます、
データ提供をしたくない場合は左下のチェックを外してContinueをクリックしましょう。
最後にGoogleアカウントでのログインが必要になります。
メールアドレスを入力後、次へをクリックするとパスワード入力へ遷移します。
Googleアカウントのログインに成功するとセットアップ完了です。
デスクトップ画面が表示されました。
・ディスクへのインストール
少し使い勝手を確認するだけであればUSBメモリから起動させるだけで十分ですが
使っていないPCを完全にChromebook化させたい場合は
PCのディスクにインストールしてしまいましょう。
デスクトップ右下のステータスバー(時刻等が表示されている箇所)をクリックしメニューを表示させます。
メニュー内のアイコンにある「InstallOS」をクリックすることで
PC内蔵のディスクへインストールが実行され、USBメモリを挿入せず起動することが可能になります。
・まとめ
いかがでしたでしょうか。
今後ChromebookやChromeOSがどの程度シェアを取っていくのか
まだまだ分からない状況です。
ただ、スマホ向けOSの世界シェア1位であるAndroidを開発したGoogleが手掛けるOSですので
今後急速に普及していく可能性もあります。
今回ご紹介した方法でChromeOSに触れておけば今後役にたつかもしれませんね。
では、今回はこのあたりで失礼いたします。