こんにちは。舘です。
今回はクリップボードの小技をご紹介します。
クリップボードとは文字等をコピーしたときに
コピーしたものを一時保管しておく場所のことです。
資料作成はもちろん、気になったワードを検索する際など
何気ない場面で利用される機能だと思います。
そのクリップボードに「履歴」の機能があるってご存知ですか?
この機能、Windows10 のバージョン1809から搭載されている機能なのですが
今まであまり知られていなかったようで
先日SNSで紹介された際には驚きの声が多く寄せられていました。
-何ができるか
通常、クリップボードはコピーしたものが上書きされていくため
最後にコピーしたものしか保存されていません。
例えば“A”という文字をコピーしたあとに
“B”という文字をコピーすると、貼り付けられるのは“B”のみとなります。
しかし「クリップボード履歴」を使うことで
“A”と“B”を両方コピーしておき、貼り付け時には
履歴から共に貼り付けていくことが可能になります。
一見大したことのない機能ですが
コピー元と貼り付け先が別のウィンドウの場合
画面切り替えの手間が無くなり大きな作業効率化につながるのです!
-使ってみる
使い方はとても簡単です。
まず、デフォルトではこの機能が無効になっているので有効化しましょう。
Windowsの「設定」から「システム」をクリックします。
さらに、左メニュー内にある「クリップボード」をクリックしてください。
そうすると、「クリップボードの履歴」という項目があるので
スライドバーを「オフ」→「オン」へ変更してください。
これで初期設定は完了です。
あとは、いつもどおり文字をコピーしてみましょう。
「Ctr」+「C」のショートカットキーでも
右クリックメニュー内のコピーでも、どちらでも構いません。
何回かに分けて複数の文字をコピーしてみてください
コピーし終えたら、ついに貼り付けです。
ここで今までの貼り付けと少し違う操作をします。
「Windowsキー」+「V」を押下すると・・・
あとはこの中から貼り付けたい文字をクリックするだけです。
そう、貼り付け時のショートカットキーを
「Ctr」から「Windowsキー」に変えるだけで
パワーアップしたコピペ機能を使う事ができるんです。
日常的に使う機能だからこそ作業効率化に直結しそうですね。
Windowsのバージョンアップでは
デザイン変更や新アプリばかりが取り上げられますが
こういった基本機能の改善も地道に行われているのは喜ばしい限りです。
では、このあたりで失礼いたします。