こんにちは、舘です。
初投稿に続き今回もWindows10に関する記事となります。
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2018年3月初旬、久しぶりに起動したWindows10タブレットのデスクトップに
「Windows10 更新アシスタント」のアイコンが表示されていました。
インストールした記憶は無かったので不思議に思いつつも
放置してしばらく使っていると突如このような画面が出てきました。
まるで迷惑なアドウェアのような画面表示ですが、実はこれ
Windows10最新バージョンへのアップデートをサポートするソフトウェアなんです。
MicrosoftのWebサイトより自分でダウンロードすることもできます。
問題なのは、なぜ身に覚えがない内にインストールされてしまっているのかですね。
調べてみると以下のような流れで見知らぬ内にインストールされるようです。
①累積的な更新プログラムに更新アシスタントのインストーラーが含まれている。
②更新プログラム「KB4023057」によってrempl.exeというプログラムファイルと
それを実行するためのタスクスケジュールが追加される。
③rempl.exeが実行されると、更新アシスタントのインストーラーを起動する
タスクスケジュールが追加される。
④追加タスクスケジュールが実行されることによって
更新アシスタントがインストールされる。
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とても遠回りなインストール方法をとっていますね。
更新アシスタントのインストールを阻止しようと、更新プログラムをアンインストールしても
インストーラーやタスクスケジュールが残っているため意味がない。
何処かのスパイウェアのような動きです…
さらに、更新アシスタントによる更新はWindowsUpdateとは別物なので
WSUS等による更新の制御はできません。
ソフトウェアの互換性の問題等でWindows10 Fall Creator Update(1709)への
アップデートを見送っているPCでも勝手にアップデートされてしまうのです。
前置きが長くなりましたが、今回はバージョンアップを控えたい環境に
Windows10更新アシスタントがインストールされてしまった場合の
対応策を書かせていただきます。
■「Windows10 更新アシスタント」を無効化する方法
まず、Windows10更新アシスタントと更新プログラム「KB4023057」をアンインストールします。
「KB4023057」は通常の更新プログラムとは異なり
コントロールパネルの『プログラムと機能』からアンインストールが可能です。
さくっとアンインストールしましょう。
アンインストールしてもまだ油断はできません。
前述の通り「Windows10 更新アシスタント」をインストールするタスクスケジュールが
登録されているので、アンインストールしてもしばらくすると復活してしまいます。
そこで関連するタスクスケジュールを無効化することで再インストールされるのを防ぎます。
無効化する必要があるのは以下のタスクです。
・Microsoft > Windows > rempl 配下に存在する全てのタスク
・Microsoft > Windows > UpdateOrchestrator 配下にある
「UpdateAssistant」
「UpdateAssistantCalendarRun」
「UpdateAssistantWakeupRun」
これらのタスクをタスクスケジューラで探し、右クリックメニューから
「無効」をクリックすることでタスクの無効化が可能です。
これで更新アシスタントが自動でインストールされることもなくなります。
しかしながら、Windows10のサポート期間は原則リリースから18ヶ月とされており
既に初期バージョンの「1511」はサポート終了済み
Anniversary Update(1607)も2018年4月10日でサポート終了となります。
今後もMicrosoftは半強制的に最新バージョンへのアップデートを推し進めると思われますので
今回の対処法もすぐに無効化されてしまうかもしれません。
特別な理由が無い限りは、適宜アップデートを実施することをおすすめします。