こんにちは、川島です。
今回は、ソフトを導入する際にかかるソフトウェアライセンスの種類
について書きたいと思います。
基本的にパソコン・サーバ上で動作するソフトウェアにはライセンスが存在します。
簡単に言うと、『どの範囲・期間・料金で利用を許可します』と開発元が
定めたルールのことです。その範囲から外れた利用はライセンス違反となります。
ソフトウェアには無料のものもあれば、有料のものもあります。
細かくはいろいろありますが、ソフトウェアライセンスの主たるところは
下記4種になります。
●フリーウェア
●シェアウェア
●オープンソース
●商用・市販ソフトウェア
では、それぞれについて簡単にご説明します。
【フリーウェア/オープンソース】
フリーウェアは、無料のソフトウェアライセンスのものをいい、
無料でダウンロード配布等しているものになります。
オープンソースというものは、ソフトウェアのソースコード(プログラムの中身)を
公開し、利用する企業や個人が修正を入れるなどして提供してもよい
というものになります。
しかしながら、敷居としては高めで、しかも基本的には無保証になります。
動きがおかしいなどがあっても、自己解決することが求められます。
フリーウェアは、オープンソースとは違い、無料で配布しているものの、
変更することはできず、『商用利用ができない場合がある・再配布できない』など
制限があるものがほとんどです。フリーであっても著作権を放棄しているわけではない
こともご注意を。
【シェアウェア/商用・市販ソフトウェア】
フリーウェアに対し、試用は無料だが、その後の利用は有料となったり、
追加機能を利用するには有料だったりするのがシェアウェアです。
基本的には、ダウンロード販売を取っており、個人開発の場合もあります。
商用・市販ソフトウェアは個人向けではなく、企業向けのものが多く、専門分野特化
のものが多く、その分野における機能が充実したものが多いです。
その分、金額も高額になりがちです。また、ライセンス契約の形態も書ききれないほど
複雑なものがあります。
しかし、対価が必要なだけに機能修正や変わっていくパソコン環境にも対応できるように
アップデートもされていきます。シェアウェアもこのあたりは同様です。
さて、今回はソフトウェアのライセンスについて書きましたが、
そもそもなぜこれを書いたかというと、お客様先で業務をするにあたって
自分の遣っているソフトに対するライセンスについての考えが希薄に感じたんですよね。
利用制限・期限があったり、他にも必要なライセンスがあったり、
思っている以上に複雑なんです。
ここで記載しているのもライセンスの大枠のみだったりします。
もう少し掘り下げると、細かく契約形態が存在します。
たとえば、マイクロソフト社のOfficeのライセンスも実に分かり難い。
https://www.microsoft.com/ja-jp/office/2013/license/commercial.aspx
※参考:マイクロソフト社 『Officeライセンスのご案内 Officeの買い方・選び方』
そのため、会社でのソフトウェア導入の際は、開発元にライセンスについて細かく
確認されるか、私たちのような導入支援を行っているような会社を挟むなどを
お奨めします。企業向けソフトウェアは、本当にライセンス体系が非常にわかり難いです。
ライセンス違反や、本来やりたかった事ができないなどの無いように
気をつけてくださいね。
それでは今回はこの辺で。