皆さんこんにちは。川島です。
今回は、最近騒がれていた『ランサムウェア』について
書いていきたいと思います。
そもそも、これがどういったものなのか確認していきましょう。
『ランサムウェア』とは『身代金(仮想通貨を使用)要求ウィルス』のことで、
Ransom(身代金)とSoftwareを合わせた造語です。
感染すると下記のような状態になります。
●データが暗号化され、暗号解除に対する身代金要求をしてくる
●コンピュータの操作がロックされ、解除に対する身代金要求をしてくる
●ネットワーク上にある別のPCにも伝染する
このウィルスは実は昔からあるウィルスですが、
近年特に増加しており、国内では2016年では前年度比でみると3.4倍程の
被害が起きているそうです。
最近騒がれていた事件は、2017/5/12頃に発生した『WannaCry』という
暗号化型ウィルスによるサイバー攻撃が世界規模で発生。
個人だけでなく法人でも被害が確認されたというものです。
この『WannaCry』が怖いところは、
ネットワーク経由でOSの脆弱性を攻撃、感染するところです。
世界的にもWindowsXPなど『サポート終了となったOS』のPCが、現在も多数
稼動している状況にあるため、脆弱性をついた攻撃に対処できなかった形です。
また、今回のウィルスは『ワーム型』という同一ネットワークの他の機器にも
自動拡散してしまう機能を持っていたため感染拡大してしまったのです。
自動拡散してしまう機能を持っていたため感染拡大してしまったのです。
ちなみに、『このウィルスに感染して暗号化されてしまった場合、
身代金を支払ったら復号化出来るのか?』について調べてみると、
一応復号化出来る場合が多いようです。
ただ、一般的には『復号化できる保障はないのだから、支払わないように』と
呼びかけています。架空請求などと考え方としては同じですね。
呼びかけています。架空請求などと考え方としては同じですね。
さて、一般的に今回のようなウィルスの感染経路としては、下記3つになります。
①不審メールの添付ファイルからの感染
②不審なWEBサイトからの感染
③不審なソフトウェアからの感染
多くはメール・WEBサイトからの感染だそうです。
対策方法は各所でも書かれていますが総じて以下4つになります。
1.不審なメールの添付ファイルやリンクは開かない
2.OSを最新の状態に保つ
3.バックアップをこまめに取る
4.ウィルス対策ソフトをインストールしておく
このようなランサムウェアはPCだけでなく、スマートフォンでも被害が
出ているようです。これは注意が必要ですね。
いつの世も、ウィルスは人知れず蔓延しています。
被害にあう前に、出来うる限りの対策はとっておきましょうね。
それでは、今回はこの辺で。