こんにちは、神代です。
今回は前回に引き続き「Office Lens」の紹介をしていきたいと思います。
前回の記事では、名刺をスキャンした時の画像の斜め補正や、OneNoteにアップした際の検索性を検証してみましたが、今回はWord、PowerPoint にインポートした際の画像や文字認識の精度を試して
みたいと思います。
前回の記事は こちら
さっそくスキャンを行っていきます!
ますはPowerPointへのエクスポートを試してみます。
スキャンしたい資料を「Office Lens」で撮影。
撮影モードは”ドキュメント”にします。
やっぱり画像角度補正の精度は高いです!
スキャン範囲等問題なければ「完了」をタップしてください。
エクスポート先の選択画面が表示されたら、「PowerPoint」をタップしてください。
アップロードの進捗が表示されます、転送が完了するまで待ってください。
アップロードが完了したらPCからOne Driveを開き、
「Documents」→「Office Lens」を開いてください。
スキャンしたPowerPointのファイルが保存されているので開いてください。
さてここからが本題です!
ファイルを開くとスライドが3つ作成されていることがわかります。
まず1枚目のスライドは、
「Office Lens で PowerPointベクター オブジェクトに変換されたイメージです。」
と説明が表示されています。
このスライドは文字や画像がオブジェクトになっており、
背景色を変更したり編集することが可能ですが・・・元の資料とはかなり違いますね・・・。

2枚目のスライドは、
「背景が削除された画像」と説明が表示されてします。
このスライドでは全体が一つの画像になっているので編集はできません。
これも微妙ですね・・・。背景を削除した画像ってどんな使い方を想定しているのでしょうか?

3枚目のスライドは、
「Office Lensクリーンアップ済みイメージ。」と説明が表示されています。
スキャン、補正した画像のままの状態ですね。
このスライドも全体が一つの画像になっているので編集はできません。

PowerPointへのエクスポートは 少々残念な結果になってしまいました。
取り込んだ物を別の資料に活かすのは難しいと思いますので、
メモ程度に考えた方がよさそうですね・・・。
気を取り直して、Wordへのエクスポートを試してみましょう。
取り込みまでの操作は同じです。
ちょっとWordに取り込むのは難しそうな資料をスキャンしてみます。
エクスポート先の選択画面で「Word」をタップします。
アップロードの進捗が表示されます、転送が完了するまで待ってください。
転送が完了したら、PCでファイルを開きます。
一部画像のままになってしまっていますが、
背景色があり、文字サイズがまちまちであるなど
条件が厳しいことを考えると認識率は高いと思います。
ただ、濁点の認識率がかなり低いのが気になりますね・・・。
※画像は原寸大でご確認ください。
PowerPoint同様、スキャン画像そのままの状態のページも作成されます。
スキャンした文字がテキストボックスではなく、
Word本文に挿入されている点はさすが純正アプリですね!
※画像は原寸大でご確認ください。
最後にもう少し、文字認識が簡単そうな文章ということで先週川島がアップした、
簡単画像サイズ変換ソフト 「Smahey」の記事を印刷したものをスキャンしてみました。
Smaheyって何?という方は こちら
まずはスキャンから。
スキャンした結果がこちら!
やはり濁点の認識率はいまいちですが、なかなか高精度なのではないでしょうか?
※画像は原寸大でご確認ください。
他にもいろいろ試してみたいものはありますが、今回はこの辺にしたいと思います。
少し残念な部分が目立ってしまいましたが、
スキャンした資料は文字だけの物ではなかったり、資料の文字サイズが小さかったこと
私が使っているスマートフォンが古かったり、私の撮影が下手で手ブレしたりと・・・
様々要因は考えられるので”Office Lens”がダメということはないと思います。
工夫すればもっと便利に使うことも可能だと思いますので、
ぜひみなさんも試してみてください!