こんにちは。河辺です。
さて、USBメモリについて色々と書いてきましたが、
今回はファイル保存メディアとしての利用ではない、全く別の使い方を紹介したいと思います。
Vistaや7初期に購入したPCをお使いで、
・古くなったけどもうちょい使いたい。
・せめてもう少し動作が速くなればなぁ。
・メモリ追加しようにもこれ以上増設できない。
・そもそもメモリ追加って何?状態。
こんな方達向けの機能です。
このように低スペックPCを対象としておりますので、
・最近購入したある程度スペックの高いPC
・ハードディスクがSSD
・搭載メモリが4GB以上
等のPCにはほとんど効果はありません。
という事で今回ご紹介する機能はコチラ!
「Ready Boost」です!
Vista以降のWindows OSに備わっている機能であり、簡単に言うと
・USBメモリをPC内部のメモリ領域として使う
という機能です。
製品パッケージに「Ready Boost対応」と書かれていれば当然使えますが、
手持ちのUSBメモリが対応しているかどうかは挿してみれば分かります。
ReadyBoostの設定ができれば対応している、という事になります。
手持ちのUSBメモリで試してみましたが、結構昔のものでも設定できました。
マイクロソフトの説明では、PCに搭載しているメモリの1~3倍の容量を推奨としています。
昔のPCなら4GBのUSBメモリで充分でしょう。
では設定方法を説明します。
まずUSBメモリを挿すと、自動再生のウィンドウが表示されます。
ここで「システムの高速化」を選択します。
自動再生が表示されない場合は、USBメモリのドライブを右クリックし、
プロパティ⇒「ReadyBoost」タブを選択してください。
「このデバイスをReadyBoost専用にする」にチェックを入れ「適用」クリック。
Vistaの場合は上記の項目が無いので、「このデバイスを使用する」にチェックし
「システム速度の為に予約する領域」を最大値(スライドバーを一番右)に
してください。
※ここでエラーメッセージが表示された場合、右下の「再テスト」をする事で
使えるようになる場合もあるようです。
上記説明ではUSBメモリをReadyBoost専用として扱っています。
領域を選択する事で保存領域も作れますが、なるべく専用とした方が良いようです。
ReadyBoostに対応していないUSBメモリの場合はこの画面に
「このデバイスにはシステムの高速化に(中略)パフォーマンス特性がありません」
と表示されます。
以上です。簡単ですよね。
尚、このReadyBoost設定したUSBメモリが使用中に抜けてしまったとしても
動作が不安定になったりファイルが壊れたりする心配はありません。
ReadyBoostを解除したい場合は、同じように設定画面を出し
「このデバイスを使用しない」にチェックするだけで解除できます。
劇的に変わるものではありませんが、体感できるほどの効果はありますよ。
PC遅いなぁと思っている方、是非お試しを!
ちなみにXPにはこの機能ありませんので、PC買い替えてください(^_^;)