こんにちは。河辺です。
さて、今回はUSBメモリについて第三弾です。
前回はコチラ
『USBメモリについて(2)バイト単位について補足』
昨今の各種メディアの大容量・低価格化に伴い、新しいUSBメモリを購入する方が
1GBも入らないようなメモリは使いにくいですよね。
まぁデータのやり取りぐらいであれば事足りるんですが、16GBや32GBのメモリも安くなり
USB3.0規格で速い、となれば「じゃあ新しいの買うかー」となります。
で、使わなくなったUSBメモリ。
中身がちゃんと消えているか、復元されないか心配で結局捨てられずそのまま。
あると思います。 ※天津木村、って古いか・・・
そこで今回は、USBメモリの廃棄について書こうと思います。
まず、中身を復元できないよう「完全消去」しましょう。
有料・無料でいろんなツールがありますが、今回紹介するのはこのフリーソフト。
『WipeDisk』
http://www.gaijin.at/en/dlwipedisk.php
日本語表示可能、消去レベル14種類、インストール不要と、使い勝手が良いです。
USBメモリだけでなく、ドライブとして認識できるもの(ハードディスクやSDカードなど)も
消去可能です。
では早速、このツールの使い方を説明しましょう。
・・・という予定でしたが、問題が発生しました。
画面ショットを取るために自分のUSBメモリで処理していたのですが、
途中でなぜか
とエラーが表示され処理が止まってしまいました。
USBメモリを変えても、作業PCを変えても同様にエラー。
Web検索するも、そのような情報がHitしません。
なんだこれは・・・。
※※以下線内は、この不具合についての考察です。
このツールをお使いでない方は読み飛ばしてください。※※
[消去メソッド]を「通常秘匿(2x)」にして作業していましたが、
1回目のWipe作業後にエラーが表示されていました。
(進行ゲージが50%の時点)
多分、Wipe作業にてWindows側から認識されなくなった後に
ボリュームデータを書き込もうとしてエラーになったのではないか、
と思いました。
「低秘匿(1x)」に変えてもやはり最後にこのエラーとなります。
Wipediskについての紹介ページはいくつもHitし、このエラーについては
どこにも載っていません。
以前は普通に使えており、最新バージョンでのバグ、って事ですかね??
Googleの検索窓にて「Wipedisk」と打つと
「ボリュームにデータを上書きできません」と予測変換が表示されるので、
このエラーが出ている人は多いようなのですが。
このツール名を騙ったトロイ(ウイルス)もあり紛らわしいので
このツールの紹介はやめようと思います・・・。
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はい、という事で(気を取り直して)
今回ご紹介する機能はコチラ!
「Cipher.exe」です!
これはVista以降のWindowsに標準搭載されているプログラムです。
本来の機能は、ファイルやフォルダの暗号化を行うプログラムなのですが、
これを使ってドライブの完全消去が可能なのです。
Windows標準搭載なのでもちろん無料です。
ではこの使い方を説明しましょう。
1.完全消去したいUSBメモリを接続し、フォーマット(クイックでOK)しておきます。
※ファイルシステムは何でも良いです。
2.すべてのプログラムを終了します。
3.Windowsのスタートより[すべてのプログラム]>[アクセサリ]>[コマンド プロンプト]
という3段構えです。
時間はかかりますが、かなり強力に消去しております。
5.もう一度クイックフォーマットします。
以上です。
最後にフォーマットする理由は、cipherコマンドにて作業用フォルダが
作成されてしまうので、それを消去する為です。
あとは売るなり不燃ゴミに出すなりしてください。
あ、ゴミに出す場合は各自治体のルールに沿った方法で出してくださいね!