こんにちは。河辺です。
今回は、前回の続きとしてファイル形式の説明と便利なワザを紹介したいと思います。
※前回の記事はコチラ
さて、まずはファイル形式の説明です。
「写真はJPEGで。BMPはファイルサイズが大きくなる。」
一般的にはこのぐらいのイメージしか無いのではないでしょうか?
今貼り付けようとしている画像がどの形式に適しているのか、
明確に分かる人は少ないと思います。
簡単に説明すると、
・JPEG:写真など自然色数の多い画像に適した形式。
保存の度、圧縮により画質が劣化してしまう。
・GIF:境界のはっきりしたイラストなどの画像に適した形式。
扱える色数は256色。
・PNG:GIFと同等以上の圧縮性能があり、48bitフルカラーも可能。
JPEG程の圧縮性能は無いが、再保存による画像の劣化は無い。
・BMP:Windows標準の画像形式。白黒から24bitフルカラーまで。
無圧縮なので容量が大きくなる。
最近ではBMP形式を使うメリットはあまり無い。
となっています。
簡単に説明しましたが、まだ良く分かりませんよね(汗
では、実際に作成資料に画像を貼り付けるケースで考えてみましょう。
画像貼り付けでのポイントは2つ。
・貼り付け後の画像の状況(劣化、ぼやけが無いか)
・ファイルサイズ
ですね。
劣化、ぼやけについては貼り付けた時に気付きますからこれは良いとして、
問題はファイルサイズです。
資料作成後にファイルサイズを見たら10MBもあった、と気付く事がほとんどでしょう。
「写真はJPEGで貼り付け直さないとダメか~めんどくせー!」
なんて事、ありますよね。
そこで今回ご紹介する機能がコチラ!(甲高い声で)
「画像形式即時変換ワザ」です!
実際にやってみましょう。
1.Windowsフォトビューワー等で写真を開き、コピー。
※写真等のJPEGファイルを開くと、大体はフォトビューワーで開くと思います。
2.Excelにて貼り付け。
※この時点ではPNG形式で貼り付いています。
どうですか?簡単でしょう!(甲高い声で)
気になる「画像の劣化」ですが、少し拡大してみましょう。
↑分かりにくいかもしれませんが、劣化はほぼ無く見た目は何ら変わりありません。
ちなみにこの写真をJPEGではなくGIFで貼り付けた場合。
上記5.で『図(GIF)』を選択します。
同じように少し拡大して見てみましょう。
↑全体的にボヤけた感じになり、劣化は明らかです。
まぁ256色しか扱えませんから、写真には適さないのも当然です。
では、それぞれファイルサイズはどうなるか確認します。
そのまま(PNG)の時は約1.2MBあったサイズが、
JPEGで貼り付け直すと81KB、約15分の1のサイズに収まりました。
GIFでは301KBとなりPNGよりも縮小されてはいますが、
劣化を考えるとGIFは適切ではありませんね。
今度は写真ではなく、Webページ等ではどうなるか、検証してみましょう。
1.このHPを、前回紹介した「スクリーンショット」で貼ります。
2.上記方法によりJPEGに変換し貼り付け直し。この時点で少しぼやけた感じになります。
拡大してみたところ
↑写真の時は劣化は感じられませんでしたが、
このような画像についてはJPEGでは無い方が良いですね。
3.同じくGIFで貼り付け直し。
↑クッキリと文字が読め、劣化は感じません。
ではファイルサイズはどうなったでしょうか。
そのままPNG形式でOK、ですね。
という事で結論。
・イラストやWeb画面などはPNGで。