こんにちは。河辺です。
今回は、Microsoft Office製品での『画像貼り付けワザ』を紹介します。
マニュアル作成などで、実際の画面やメッセージ等を貼り付ける事って
多いですよね。
まずキーボードで「PrtScn:プリントスクリーン」キーを押して、
(場合によってはAlt+PrtScn)ペイントを起動し貼り付け、
トリミングしてJpegで保存、Excelでそのファイルを挿入・・・
はい。面倒です。
そこで今回ご紹介する機能がコチラ!
「スクリーンショット」です!
Office2010以降のバージョンで利用できる機能です。
では実際にExcel2010での操作方法を説明しましょう。
※ここでは「DNS Benchmark」というソフトを起動しています。
2.Excelを起動し、上部のメニュー『挿入』から
『スクリーンショット』をクリック。
3.使用中のアプリケーションの画面がサムネイルで表示される。
※最小化しているアプリケーションは表示されません。
貼り付けたい画面を選択。
以上で貼り付けられます。
まぁ「Alt+PrtScr」(アクティブウィンドウのみプリントスクリーン) 押して
まぁ「Alt+PrtScr」(アクティブウィンドウのみプリントスクリーン) 押して
「Ctrl+v」(ペースト) と同じ事ですけども・・・。
が、ここからがこの機能の便利なところです!
画面の一部分だけ切り取って(トリミング)貼り付けたい場合も
この「スクリーンショット」機能で簡単にできちゃうんです。
Web画面の一部分だけ切り取って貼り付けたい、といった時にとても便利ですね。
1.上記同様、貼り付けたい画面を起動。
※最小化しないように。
2.Excelの『スクリーンショット』 > 『画面の領域』をクリック。
3.Excelが最小化し、1,2秒程で画面が白っぽくなり、
マウスポインタが十字に変わる。
マウスポインタが十字に変わる。
4.貼り付けたい領域をドラッグして指定。
5.Excelに貼り付く。
以上です。
ちなみにこの機能、Excel以外のOffice製品(Word、PowerPoint、Outlook)
でも使えます。
メール(Outlook)で画面の一部分だけサックリ送りたい!
という時に非常に便利ですよ。
さて、ここでお気づきになった方もいらっしゃるかもしれません。
「PrtScr と Ctrl+V で貼り付けてからトリミングすればいいじゃん」
はい、結果的に同じ事をやっていますから、そう思うでしょう。
ですが、これが「ファイルサイズ増加のワナ」なのです!
説明しましょう。
プリントスクリーンで貼り付けた後、「図ツール」のトリミングを使って
いらない部分を消したとしても、見えないだけで
データ的には消えていないのです。
なので、いくらトリミングしてもファイルサイズは大きいままです。
これを解消するには、トリミングした後に『図の圧縮』から
『図のトリミング部分を削除する』という事をしないといけません。
「スクリーンショット」を使うと、その選択した部分のデータしか
貼り付きませんので、余計な作業も必要無く、ファイルサイズが不必要に
大きくなる事もありません。
ファイルサイズがどのようになったか、実際に見てみますと
まず1.の貼り付けただけだと106KBです。
Excel上でトリミングしてから保存したのが2.です。
画面の見た目は小さいのにサイズが変わっていません。
3.がスクリーンショットで範囲選択したものです。
ファイルサイズがかなり少ないのが分かると思います。
4.は、2.でトリミングした後に「図の圧縮」から「トリミング部分を削除」
したものです。3.と同じファイルサイズになっていますね。
お分かり頂けたでしょうか。
ただ、この貼り付け方法だとPNG形式で貼りつきますので、
写真のようなデータを貼り付けた場合、JPEGファイルを挿入するよりも
写真のようなデータを貼り付けた場合、JPEGファイルを挿入するよりも
容量が大きくなる事があります。
次回はここら辺の説明と、便利なワザを紹介したいと思います。
お楽しみに!